ごあいさつ
高齢化が一層進展する2040年を見据え、地域に暮らす誰もが安心して医療や介護を受けられる体制づくりが求められています。こうした中で、医療機関、介護・福祉施設、自治会など地域全体が支え合いながら構築する「新たな地域包括ケアシステム」の推進が重要となっています。
Sunオリーブ(サンオリーブ)は、市内の医療介護関係者や地域包括支援センターなどからの相談対応、情報提供、医療機関から在宅医療への移行支援、住民の皆様への啓発、関係者向けの勉強会などを通じて、医療と介護を結びつけるコーディネーターとして活動しています。これからも地域の医療・介護サービスをつなぐ役割を果たし、市民の皆様が安心して暮らし続けられるまちづくりを進めてまいります。
日南市長寿課高齢者あんしん係
Sunオリーブ(サンオリーブ)のお仕事
Sunオリーブ(サンオリーブ)は、病気や介護が必要になっても「住み慣れた場所で自分らしく過ごしたい」「自宅で最期を迎えたい」といった市民の願いを支えるため、地域の在宅医療に関わる多職種連携をコーディネートしています。
具体的には、こんな仕事をしています。
- 在宅医療に関する総合相談窓口の開設
- 医療・介護サービス資源の調査やマップの作成
- 在宅医療に関するシンポジウムや研修会の開催
- 地域住民を対象とした「出前講座」(在宅での看取りに関する学び)の実施
- 病院とケアマネジャー間の入退院調整ルールの策定
- 医療機関や介護事業所で情報共有できる「Net4U」システムの導入・普及
- 気軽に相談・交流できる「ケアカフェ」の開催 など
設立経緯
平成27年4月、日南市立中部病院内に「在宅医療・介護連携推進室」として誕生しました。在宅医療と介護を結びつけ、住み慣れた地域で自分らしい生活を継続できるように支援することを目的としています。
平成31年4月からは日南市役所長寿課の地域包括ケア推進係へと移管され、現在は高齢者あんしん係が事業を担っています。行政と地域の関係機関が一体となって取り組むことで、地域包括ケアシステムの推進役を果たしています。
名前の由来

愛称「Sunオリーブ(サンオリーブ)」は、市民公募によって選ばれました。太陽が「さんさん」とネットワークの光を降り注ぎ、医療・介護に関わる多職種が「オリーブ」の枝葉のように連携して育っていく姿を表しています。
さらに、オリーブの実からオイルが生まれるように「老いを取る」という意味も重ね、市民の皆様の健康で豊かな暮らしへの願いが込められています。

